手の甲はシミができやすく、腕や他のボディ部分にはシミができないのに手の甲にだけシミが集中してしまう方が多く、悩みも多く聞こえます。手の甲のシミ予防・美白やシミ消しなど、いろんな角度から対策を考えましょう。
手の甲は顔と同様一年中衣服によって紫外線が遮られることがない部分です。その上お化粧もしない手の 甲は、顔よりシミができやすい部分と言っても過言ではありません。しかも、お顔は太陽光に対して垂直に向いているのに対し、手の甲は太陽光に対して正面を 向いている時間が長いのです。特にパソコンや料理など手作業をする方は要注意で、窓に近いところで作業する場合は室内でも紫外線に晒され続けていると思う べきでしょう。
こんなに紫外線を浴びる機会が多い割に、日焼け止めの意識は低く、顔より約30%も日焼け止めを塗っている人が少ないのです。
ドクターシーラボ「顔のたるみ研究所」調べ:
(調査概要:WEBアンケート調査/女性422名/調査期間:2014年4月9日(水)~10日(木))
手の甲は、顔よりむしろUVケアが必要で、季節を問わず日焼け止めを塗って欲しい箇所なのです。
手の甲のシミは濃くなりやすく目立ちやすいと同時に、シワもできやすい場所。なぜなら、皮膚が薄く皮脂が少ない場所なので乾燥しやすく、顔よりも肌悩みが出やすい場所なだからです。年を重ねると手の甲には深いシワが刻まれることが予想されます。
そして、紫外線A波は雲も窓ガラスも通り抜けるため室内でも注意が必要なのです。紫外線A波は紫外線B波に比べると秋・冬もあまり減りません。手の甲への日焼け止めは、年中塗ることをお勧めしたいです。
手の甲に日焼け止めを塗って、その後どれくらいで塗り直しを行っていますか? 日焼け止めを塗り直していないという方は、ほとんど紫外線対策をできていないに等しいのです。またUV手袋などを使われているがために、日焼け止めを塗っ ていない方も危険信号。室内にて手袋を外した際に、窓からの日光に含まれる紫外線がしっかり手の甲を攻撃しています。手の甲へのUVケアはハンドクリームを塗り直すくらいの頻度で塗ることが大切。ハンドクリーム感覚で使うためにも、保湿力の高いスキンケアUVを選びましょう。
シミ予防には美白化粧品は有効。お顔に使っている美白化粧品を朝夕手の甲にも塗りましょう。お顔に使って効果を感じられる美白化粧品は、あなたの肌に合っているということ。手の甲の皮膚にもしっかり働きかけてくれるでしょう。
余談になりますが、化粧品販売の美容部員さんは、左手の手の甲がとてもきれいだという話があります。それは、お客様にテクスチャーを見せるために左手に化粧品を塗ることが多いからだそうです。日々の積み重ねは大きいですね。
手の甲の美白も、毎日の積み重ねが大事。シミを濃くしたくない方は、お顔同様もしくはそれ以上の扱いをしましょう。また、美白ハンドクリームや美白効果のあるUVケア製品を使うこともおすすめです。
お顔に使っている美白化粧品でシミを薄くしたり消したりできるのでしょうか?
残 念ながら、効果はあまり期待できません。手の甲はお顔と違ってターンオーバーが遅く、シミが排出されにくいのです。手の甲に使う美白化粧品はあくまで「予 防」。シミをこれ以上濃くしないための対策になります。手の甲のシミを消したいとお考えの方は、少し高額になりますが、レーザー治療がベストな選択でしょ う。
シミがたくさんできてしまう前に、少しでも気になりだしたら、しっかり美白と紫外線対策をしましょう。
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