みなさんは、毛穴の詰まりについてお悩みはありませんか?
毎日洗顔しているのに、詰まってしまう毛穴・・・。
毛穴につまるアレは「角栓」と呼ばれる、角質と皮脂が混ざり合ってできるものです。
毎日クレンジングし・洗顔しても気がつけばブツブツと毛穴に角栓が詰まってしまう、このような状況が起こっていませんか?
ついついお友達の肌もこっそりチェックしてしまい、毛穴がキレイだとショックを受けてしまいます。
「彼女と私の差はいったい何!!??」
今回はそんな疑問にお答えします。
毛穴が詰まりやすい人、そうでない人の差はいったい何なの!?
この理由はご存知方も多いのでは?皮脂が多い「脂性肌」(オイリー肌)の方は、角栓の原因となる余分な皮脂が多いので、毛穴は詰まりやすくなります。
え!!?でも皮脂って固形物?
いえいえ、液体ですよね。でないと、あぶら取り紙の存在価値はないじゃないですか!
そう、皮脂が多いだけでは、毛穴が詰まることはないのです。
皮脂とは対極にありそうなのですが、実は乾燥(うるおい不足)は角栓が詰まる大きな原因。
その上、乾燥肌は皮脂が多く出る原因にもなっているのです。
乾燥すると皮膚はカサカサし硬くなります。
硬くなった皮膚は、毛穴の伸縮も悪くなって、毛穴は詰まりやすくなるのです。
鼻の周りや口の下などに角栓が集中するのは、これが理由。
鼻や口の周りは何かと摩擦が多いので、皮膚が硬く・乾燥しやすいからです。
そうなのです!どんなにキレイにクレンジングしても、お化粧品の固形物は残ってしまい、毛穴をふさいでしまいます。
そして、肌に年齢が出てくると、古い角質は自然に落ちにくくなってしまい、肌に残りやすいんですね。
皮脂と角質やホコリ・化粧品が混ざり合ってどんどん詰まっていってしまうのです。
まとめますと・・・角栓ができて毛穴が詰まりやすい方とは、
あぶら取り紙を使うくらい皮脂の分泌があり、場所によっては乾燥肌が気になる、お化粧をしている人、
そして、年齢を重ねるとさらに詰まりやすくなる
ということになります。
これが、厄介な角栓を生む状況ということなのです。
角栓をしっかり対策したい方は、こちらもお読みくださいね!
⇒週2回・10分でできる「毛穴の詰まり」連鎖を止めるためのお手入れ
なかなか取れない角栓、このまま放置したらどうなると思いますか?下記のような怖~い現象が待っているかも!?代表的な3つの肌トラブルをみてみましょう。
何もおこらない角栓もありますが、場合によってはアクネ菌などが角栓をエサに大繁殖することがあります。菌から体を守ろうと血液中の免疫細胞・白血球も大集合。毛穴の中で「アクネ菌VS白血球」の戦いが起こると毛穴はたちまち赤くなり、膨れ上がっていきます。これが「赤ニキビ」です。
これで終わればまだいいのですが、白血球の作り出す活性酸素は、アクネ菌だけでなく、周辺の毛包壁(毛穴の壁)の皮膚組織まで破壊してしまうことも。すると炎症はその周囲の組織まで巻き込んで悪化し、「化膿ニキビ(黄ニキビ)」になってしまうことがあるのです。炎症が真皮にまで広がると、治った後も肌を修復できない部分が残り、凹凸のクレーター(陥没)肌になってしまいます。
黒ニキビは、毛穴に詰まった角栓の先端が空気に触れて酸化し、黒く変色したもの。特に皮脂が多く分泌されるTゾーンにできやすく、鼻にできると「イチゴ鼻」ともよばれるほど黒ずみが目立ってしまうこともります。
角栓を取り除いたはずなのに、毛穴が黒いままなんてことはありませんか? それは毛穴のシミです。毛穴に居座った角栓は、長期滞在しているうちに過酸化脂質へと変化して皮膚に刺激を与え、やがて活性酸素が発生します。紫外線からお肌を守ろうとする防御反応でシミができるように、毛穴でも活性酸素によってメラニン色素の生成が促されてしまいます。これが繰り返し起こると、メラニン色素はすっかり沈着。シミのようになって黒ずんで見えてしまうのです。
では具体的に、どうすれば角栓と上手にさよならできるのでしょうか。ピンセットやコメドプッシャーなどで無理やり押し出したり、毛穴パックでごっそり取り除くという人は要注意!
「取れた!」とスッキリするかもしれませんが、その満足感はあくまで一時的なもの。お肌に大きな負担がかかる上、刺激や摩擦によって肌荒れや、色素沈着を招いてしまうこともあるのです。また、押すことで皮脂腺が刺激され、さらに皮脂の分泌→皮脂詰まりを招いてしまう場合もあります。自分で行うことはあまりお勧めできません。皮膚科の医師にお任せするようにしてください。
角栓が詰まりやすい人には、体温で乳化するオイルやゲルのクレンジングがおすすめです。多すぎても少なすぎても肌に負担がかかるので、必ず適量と使用方法を守って使ってください。また洗顔はぬるま湯を使い、絶対にゴシゴシこすらないこと! やさしく洗っても、たっぷりの泡が毛穴の汚れを浮き上がらせ、吸着するフォームタイプを選びましょう。特におすすめは、毛穴のつまり、古い角質を取り除く効果が高いといわれるモンモリロナイトやカオリン、ベントナイト、ガスールなど、「クレイ(粉末粘土)」入りの洗顔料です。
毛穴に皮脂や汚れが溜まらないように、週2回はスペシャルケアをしましょう。お風呂に入っても多少毛穴は開きますが、もっと効果的なのは、蒸しタオル(ホットタオル)を使った後のクレンジングです。電子レンジでチンすれば簡単に蒸しタオルが完成! さらに、新しい肌に生まれ変わらせるピーリングもおすすめです。年齢を重ねるごとにたまりやすくなる古い角質を取ることで、角栓の予防もできます。
それでもやっぱり毛穴詰まりが改善できない、ニキビになりやすい! とお悩みの方は、プロにお任せするのもひとつの手です。美容皮膚科やエステでは、毛穴の奥に詰まった皮脂や黒ずみのモトを科学的に分解し、やさしく吸引するなど、自宅ではできない毛穴ケアをしてもらえるのが魅力。肌のターンオーバーを正常に近づけるピーリングと、その後の毛穴引き締めケアも、肌の状態に合わせてしてもらえます。毛穴が汚れていた人ほど、施術直後から効果を実感できるでしょう。
参考サイト
古い角質が毛穴につまるのを防ぐ効果があります。年齢が上がれば上がるほど、肌のターンオーバーのサイクルは衰えてしまうので、週2回ぜひピーリングに取り組んでみてください。
ビタミンC誘導体は、肌をふっくらさせる、毛穴が目立たなくなる、皮脂をコントロールするといった、お肌にいいとこずくめの成分です。角栓も溜まりにくくなるので、ぜひ取り入れてみましょう。濃度で選ぶなら、APPSという高濃度ビタミンC誘導体が含まれた化粧品がおすすめです。
化粧水は、「毛穴引き締め」と「皮脂抑制」効果で選ぶのがベスト。おすすめは、ハマメリスエキスです。マンサク科植物アメリカマンサク(ハマメリス)の葉や樹皮から抽出された成分で、殺菌効果もあり、皮脂バランスを整えながら毛穴を引きしめてくれる働きがあります。セージ葉エキス、アーチチョーク葉エキスなども毛穴ケアに良いとされています。
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