ニキビ肌は、炎症を起こしている状態です。ついゴシゴシ皮脂を取りたくなってしまいますが、強く刺激をすると、悪化させてしまうかも・・・。ニキビ肌を改善させる洗顔術をおさらいしましょう。
ニキビ肌はとにかく清潔を保つこと、そのためにきちんと洗顔をすることが大切です。でもゴシゴシ洗うと、摩擦がおき活性酸素の影響で肌力が弱り、ニキビが悪化することも。ニキビ肌は敏感になっているので、なるべく指で直接ニキビに触れるのではなく、泡で包み込むようにして洗顔しましょう。やさしく洗っても、たっぷりの泡が毛穴の汚れを浮き上がらせ、吸着するタイプの洗顔フォームがおすすめです。
最近ニキビ肌に効果が高いと注目されているのが「クレイ」入りの洗顔料。クレイとはモンモリロナイトやカオリン、ベンナイト、ガスールなど、粉末粘土の総称です。スパなどでパックに使われているクレイもあります。成分にはシリカ、マグネシウム、ナトリウム、鉄分などのミネラルをたっぷり含んでおり、ニキビの原因となる毛穴のつまり、古い角質を吸着し、取り除く効果が高いといわれています。クレイは洗浄力の強い界面活性剤入りの洗顔料と違い、敏感肌でも使えるものが多く、うるおいはしっかりと残したまま、肌を保護してくれるのも特徴です。ニキビケアの洗顔料にもよく使われています。
ニキビ肌を洗うとき、気をつけなければいけないポイントは4つです。
ニキビは炎症ですから、ちょっとした刺激にも反応してしまいます。汚れを落とす洗浄成分を肌に長時間塗った状態が、刺激にならないはずがありません。できるだけスピーディに効率よく、しかも髪の生え際まで丁寧に洗い上げる必要があります。なるべく泡をのせている時間を短くするためにも、予備の水洗いはしっかりと行いましょう。週に2回程度、蒸しタオルで毛穴を充分に開いてから洗顔をするスペシャルケアをすると、毛穴のつまりが取れやすくなります。
洗顔の際の水は、生ぬるいぐらいが適温です。冷たすぎては毛穴が開きません。特に熱過ぎるお湯には要注意です。熱いお湯でお皿を洗うと、油汚れがよく落ちますよね? 熱いお湯だと皮脂を落としすぎて、洗顔後の乾燥を招き、それをカバーしようと皮脂がさらに分泌されるという悪循環を招いてしまいます。
洗顔料の成分が肌に残っていると、肌トラブルの原因になります。予備洗い以上に、すすぎにはしっかり時間をかけましょう。指や手で泡を取り払っていくのではなく、ぬるま湯を手にためたら、顔に当てて、直接指でこすらないようにします。これを20~30回を繰り返すだけ。生え際など泡が残りやすい部分を気をつけてすすぎましょう。
ニキビ肌はタオルの素材にも要注意。ゴワゴワした素材で擦ると洗顔で敏感になったニキビの表面が傷つき、新たなアクネ菌の温床になってしまうこともあります。清潔でやわらかく、吸水性の良いタオルを毎回使い、こすらずにやさしく水気を押さえましょう。また、タオルの使いまわしは厳禁。濡れたタオルを置いておくと雑菌が繁殖しますので、ニキビが気になる方はちょっともったいないですが毎回洗濯済みの新しいタオルで拭きましょう。
繰り返しますが、ニキビは熱と膿をもった「炎症」です。角栓を押し出すように指でぐいぐい圧力を加えたり、ニキビをこすり取るようにして表面をスクラブで強く洗ったりするのは絶対にNG。効果的な洗顔料、洗顔方法でやさしくニキビケアしましょう。
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